車庫入れのバック誘導はしない 駐車スペースの案内

駐車スペースの案内には無線が必需品です。無線が無いと入り口と奥の人間の連絡ができないので走り回らければならなくなってしまいます。一日中走っていると汗だくになって、足は筋肉痛になります。無線で奥の人と入口の人が連絡を取て「何処に空きが何台あるのか」、「軽が出て行ったけど大型は入れない」とか無線で連絡を取り合うと楽に誘導できます。
駐車スペースがラインでちっちり整備されている駐車場ならまだ好いのですが、臨時駐車場等でラインが無い場合には一台出たから一台入れるとは限りません、軽が出ても大きい車は入れないことが良くあります。また、満車になると駐車スペース以外の所にも止めてしまうドライバーも出てきます。中へ誘導したのに止める場所が無いと必ず文句を言われます。文句を言われたら直ぐに「申し訳ございません」と謝りましょう。謝るのも警備員の仕事の内ですから。

駐車スペースを案内した時に「警備員さん後ろ見てくれない」と言われることがありますが、車庫入れのバック誘導は基本的にしません。なぜかというとドライバーの運転技術がまちまちだからです。特にお年寄りは注意です。2m位開いているので「オーライ」と誘導してもアクセルの加減ができないで一気に3m位バックしてくる人もいます。要するにぶつかるということです。どうしてもしなければならない時には「まっすぐ2mは下がれますよ」位の補助程度で「オーライ、オーライ」は止めた方がいいです。警備員さんがオーライと言ったからバックしたのにぶつかったと言われます。要するに我々の責任になってしまいます。

 

構内道路横断の歩行者の誘導方法

駐車場内の構内道路横断の歩行者を誘導する際には歩行者が優先ですが、歩行者が多過ぎて車がいつになっても通れない場合には警備員が歩行者を止めて車両を誘導するしかありません。歩行者には子供、青年、中年、お年寄りがいます。また男性女性もいます。子供や青年を止めた時には注意が必要です。むしろ子供や青年は止めるべきではありません。止めた時でもすきを狙って飛び出してくる場合があるからです。また、走ってくる人も止めてはなりません。急いでいるのですから止めると怒鳴られるかもしれません

お年寄りを優先して車の前を通そうとしても躊躇してなかなか止まったまま歩き出さない場合があります。そんな時間が長くなるとドライバーがイラついて発進してくることもありますので、待ってくれるお年寄りは優先して通すよりも待っていただく場合の方が良いこともあります。杖をついたお年寄りを車の前を通すのは急がすようでかえって失礼の場合もあります。

また、車が一度流れてしまったら後から来た歩行者には待っていただくしかありません。しかし、長く待たせるとすきを狙って飛び出してくる人が必ず出てきますので、特に長い時間、青年や子供を止めるのは止めましょう。
駐車場内で歩行者を止めるときには「少々お待ちください」、車を流すときには「お車通ります」と警備員が掛け声をかけて歩行者や車が、今は車が通る時なんだな、と明確に分かるようにします。

以前、青年が止まってくれたので車を流したら突然青年が車の前に飛び出してきて車が急ブレーキで止まったので事故にはなりませんでしたがヒヤッとした経験があります。あの時はびっくりしました。青年も突然飛び出してきたので「すみません」と誤っていましたが、あの時の青年は歩きながら別の事を考えていて車が通る為に止まったことも忘れていたのかもしれません。考え事をして止まっている人は周りが見えていないので突然飛び出してくる危険もあります。

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