現場では休憩回しという言葉は使わない!

 今日は通行止めの現場でしたが、入り口付近に他社の規制が入り規制がかぶってしまいました。今日は他社のガードマンとの連携の仕事となりました。他社の職人さんが私に向かってこんな愚痴をこぼしていた。「あいつらはまた一服かよ一服ばっかりしてるな」あいつらとは他社のガードマンです。10時でトイレ、一服の休憩回しをしていたのでしょう。ちなみに我々は昼1時間の休憩しか回ってきませんでした。職人さん目線で見ると、我々警備員の仕事は楽で一服なんかいらないだろう、と見えてしまうのかも知れません。現場によては職人さん達は10時、3時、昼も無しで作業している場合もあります。

 私の場合トイレや昼飯の時の言葉使いも気をつけている。我々警備員は勝手に現場を離れられないので、交代でしかトイレも行けないし昼飯にも行けません。実態は休憩回しですが私の場合は現場では休憩回しと言う言葉は特に職人さんや監督が近くにいるときには使わないようにしています。実態は休憩回しだとしても交代のときは「トイレへ言ってきます」とか「昼飯行ってきます」とか周りの職人さんにも聞こえるように大ききめの声で言うようにしています。シフトで11時から昼休憩に入るときもあります。要するに「休憩に行きます」とは言わないです。サボっていると誤解されてしまう可能性もありますから。どうせ仕事をするなら職人さんとも仲良く仕事をしたいですよね。現場の仲間ですから。

ガードマンの心得:現場では休憩という言葉は使わない。サボっているように誤解される場合も有ります。

 ちなみに、休憩回しとは警備員が交代で休憩をとることですが、現場によって休憩回しも様々です。一人現場の場合には職人さんの休憩に合わせて休憩を取ります。複数人の現場では昼も同時に休めない場合が多いですので休憩回しをすることになります。土木等の道路の片側交互通行の現場では道路使用許可が9時~17時が一般的ですので9時半位から20~30分、昼は40~60分、3時の休憩は昼の休憩回しが終わったら20~30分位休憩回しをするのが一般的ですが現場の状況によって様々です。休憩回しは朝の朝礼の後に監督に聞いて許可を得てからおこなったほうが良いです。現場によっては10時、3時の休憩をもらえない現場もあります。

休憩回しは警備員の職長の仕事です。職長になったら休憩回しをきっちりやらないと隊員から文句が出てしまいます。休憩がうまく回ってこないと「二度と来るか」と言うことになってしまいます。現場の職長になったら休憩回しに責任を持って頑張りましょう。

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