駐車場の事故で責任を追及される

 今日はコインパーキングの駐車場場内で事故が起こってしまった。駐車場の精算機の前で駐車券が見つからずに精算できない車がバックして駐車券を探したいとの事で、後ろの2台の車に同時にバックのお願いをしたところ、前の車が後ろを見ないでバックして後ろの車にぶつかってしまった。まさか後ろを見ないでバックするとは思ってもいなかった。
ぶつけた運転者の主張は「後ろを見たけど見えなかった。後ろに車がいることを一言言ってくれたらバックしなかったのに、後ろの車をバックさせてから声をかけてくれれば事故は起こらなかった。警備員さんの誘導の手順に問題があったのではないのか」とクレームになってしまった。

 確かに3台目をバックさせてからバックのお願いしたら事故は起こらなかったが、箱トラじゃあるまいし普通の乗用車で後ろを見て後ろの車が見えないはずがないのですが、自分の過失は棚に上げて警備員の責任だけ追及されてしまった。警察の前では保険で払うと言っていたが警察が帰った後に私に代わりに払えとクレームをつけてきましたた。そんな事、警察がいるときに言ってほしかったですね。責任はハンドルを握っているドライバーにありますから。

 私はバックのお願いをしただけで誘導はしていないのに、誘導ミス扱いで結局責任追及されてしまった。会社からはさんざん怒られた。結局は散々ごねられましたが会社の内勤さんが対応して責任は取りませんでしたが。

 ちょっとした事故でも うるさいドライバーは自分の責任は棚上げして警備員に責任を転嫁してくるということです。相手が悪かった。誘導やお願い(指示)で事故が起こるとクレームとなり、時間は奪われ、心も奪われる。事故とクレームはやるまいと思ってはいたがとうとう起こってしまった。これは良い駐車場 事例とクレームの事例となってしまいました。次回の現任研修の事故事例のクレームの例で言われるだろうな。ちょっと油断して大丈夫と思うと事故になってクレームになってしまということですね。事故を予想して予防、対策するのが交通誘導警備員の仕事ですから。今回は甘かった。反省!

 ドライバーは後ろ見ないでバックすると思った方が良いですね。前を見ないで走り出すこともあるかもしれないですね。トライバーに誘導するとか、バックや前進のお願いをするときにはドライバーは安全確認していないと思って誘導やお願いをしないと、事故が起きたら全て警備員の責任にされてしまうって教訓ですね。今回の駐車場の事故で良い勉強になりました。

 段々ベテランになってくるとこの程度は大丈夫と慣れになって、ついつい新人の頃の慎重さを忘れががちになって早く済ませたいと手抜きとは言わないが雑になってしまうのは確かですね。そういえば昨年、10年選手がユンボに轢かれたっけ。ベテランになればなるほど慣れが来るので初心に帰って気を敷きしめないとね。

 今回の駐車場の事故は車と車の対物事故ですから警察からは警備員の責任の追及は無かったけれども(ドライバーが後ろを十分確認しなかったのが事故の原因)。万が一後ろに人がいて人身事故になっていたら、背筋が凍る思いですね。後ろを見ないで「後ろに下がっていただけますか」と一言言った警備員の責任が問われるかもね。要するにバックのお願いをする時には後ろを見るってことですね。駐車場内でのバック誘導が会社で禁忌されていればバックのお願いはしないでドライバーに任せるしかないね。「後ろに下がっていただけますか」とバックのお願いをしても、事故が起これば警備員にバックの指示をされてバックしたら事故になったとクレームになりますからね。100%安全でなければ誘導は勿論、前進やバックのお願いもしてはいけないということになりますね。交通誘導警備員の仕事もストレス多いですね。

 ところで警備員にまつわる事故は3種類あると思う。1、交通誘導警備員受傷事故。2、誘導ミスに。3、ドライバーの運転技術や不注意。何れにせよ痛い思いをするか責任を取らせれることとなるので事故は絶対にやりたくないですね。

私が見聞きした事故事例を上げてみると

1、交通誘導警備員受傷事故。後ろからユンボのキャタピラに轢かれた。舗装工事の通行止めをしていたら後ろからタイヤローラーに踵を轢かれた。カーブの片交で箱トラの後ろの荷台の扉がカーブで開いて警備員が飛ばされた。高速道路の規制帯に酒気帯び車に突っ込まれた、これは事故死となった。

2、誘導ミス。意外と少ないのか記憶にない

3、ドライバーの運転技術や不注意。交差点で工事トラックが曲がれないので一般車をバクさせたらアクセルの加減を誤って後ろの車にぶつかった。
 駐車場の車庫入れのバック誘導で停止の合図をしてもすぐに止まらず隣の車にぶつかった。(駐車場の車庫入れのバック誘導は会社から禁止されています)

いずれにせよ事故の予防をするのが交通誘導警備員の仕事だから、事故を予想して対策しないと損をするのは自分ですからね。

関連ページ
駐車場警備の誘導方法のやり方やコツ

カテゴリー: 事故やクレーム パーマリンク